'倍'|組版#組版の用語}}
'倍'(ばい)は、数学上の概念であるが、その定義は東洋数学と西洋数学では異なっている。
*東洋…(いずれも 0 でない)自然数 ''m'' と ''n'' に対して、''m'' に同一量 ''m'' を ''n'' 個分加えた数(''m'' × (''n'' + 1)を求める)。
*西洋…(いずれも 0 でない)自然数 ''m'' と ''n'' に対して、''m'' を ''n'' 個分加えた数(''m'' × ''n'' を求める、即ち乗法である)。
== 日本における定義・用法 ==
日本では、江戸時代以前においては東洋数学の定義が用いられてきた(例えば、「一倍」とは今日で言うところの2倍に該当する。また同じく「半倍」とは、今日で言うところの1.5倍に該当する)が、近代以後に西洋数字が用いられるようになるとその意味合いも変化して、今日のように乗法を指すようになった。
政府は、1875年(明治8年)12月2日以降の公文書における倍数表記を西洋式に改める旨の布告を出...